Feel The Wind〜風を感じる〜 日々の中で風のように流れる時間を感じてみる

ブログトップへ戻る
HOME > CHIAKI'S Essay > 忘れえぬロシア展 story 346
2009年10月28日
忘れえぬロシア展 story 346
20091030_7.jpg郡山市立美術館では、12月13日まで、ロシア美術の殿堂、モスクワの国立トレチャコフ美術展を開催中。

19世紀中頃から20世紀初頭にかけてロシアの実業家、トレチャコフが熱心に収集したもので、祖国の歴史や、誇りである様々な階層の人々の姿と自然を題材とした作品が中心。  

今日は時間をかけて『ロシアを旅するように』感じてみた。

印象的だった作品が「ロシアのモナ・リザ」と呼ばれる〈忘れえぬ女〉。
(イワン・クラムスコイ作)
彼の描く女性は髪の毛一本まで美しい。
ロシア女性の美しさは勿論の事、内面から溢れ出る「誇りと強さ」を数々の作品から感じざるは得なかった。
今まで、西洋との違いを大きく意識した事は無かったが、ロシア女性は日本女性とは、少し対照的にも思えた。

母性愛は全世界の女性に共通するが、文化や歴史によって、その国でどのうな『自己防衛』が必要であるかによって女性の生き方が違ってくる。

「私の人生は私が決めて守る」とロシア女性の肖像画から意志の強さが伝わった。

見終わった翌朝も、誇り高いロシア女性の姿が私の心に残っている。

いずれにせ、ロシアを訪れた事もない私の勝手な想像ですが...。


貴子さん、郡山の楽しい旅をありがとう。

また是非、ご一緒に♪

(写真は、イワン・クラスコム『忘れえぬ女』ポストカードより)